プロポーズの指輪はどうやって選ぶの? 【結婚指輪】と【婚約指輪】について
choose a proposal ring
付き合っている彼女と結婚を考えるようになり、まず先に思いつくことがプロポーズ。彼女へのプロポーズを考えているけれど、プロポーズって婚約指輪を贈るの?それともプロポーズ専用指輪ってあるの?そもそもそれっているの?と意外と分からないことが多く、悩むことがたくさん出てきます。結婚にまつわる【結婚指輪】と【婚約指輪】について、選び方や準備する期間、デザインのことなどをご紹介します。
付き合っている彼女にそろそろプロポーズしたい、でもプロポーズってなにをしたらいいか分からない方も多いです。特にその中でも、指輪については今まで経験したことが無いので、なにから始めたらいいのか戸惑うことも。「サプライズで指輪を準備する?」「婚約指輪とプロポーズリングってどっちを贈るの?」「どんな指輪がいいんだろう」「給料の3ヵ月分って本当かな」など、様々知りたいこと、分からないことが出てきます。指輪の【結婚指輪】【婚約指輪】の違いについても、実はよく知らないという方もいるかもしれませんので、沢山の分からないにお答えしていきます。
男性から女性へ、結婚してほしい、という気持ちを示す婚約指輪
まずは【婚約指輪】についてご説明します。婚約指輪は男性の愛の証として、女性に贈られるものとされています。由来は、古代ローマにあります。古代ローマでは、誓いのしるしとして鉄の輪を使っていました。それが次第に婚約指輪や結婚指輪の意味として定着していったのです。また、婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指に着けるのも古代エジプトの言い伝えからと言われています。かつてエジプトでは、女性の左手の薬指には心臓に繋がる太い血管が一本の血管でつながっていると信じられていました。心とまっすぐに繋がっている薬指に指輪を着けるという意味が込められた言い伝えは、時代や国を越え日本でも習慣化しているのです。「婚約指輪は給料の3ヵ月分」というワードは今でもたまに耳にしますが、これはあるジュエリー会社の広告で使われたキャッチコピーです。大切なのは金額ではなく、“あなたを一生愛することを誓います”という“想い”を婚約指輪という“カタチ”にすることです。ダイヤモンドには、「屈しないこと」「永遠の愛」などの意味を持ち、一般的に婚約指輪=ダイヤモンドを贈るという長年続いている文化があります。めでたくご結婚が決まってから、お二人で婚約指輪を探し購入される方や、もしくはプロポーズのタイミングで渡したいという方など、婚約指輪の購入の時期は様々です。婚約指輪の多くはオーダーメイド(受注生産)になっているため、作製に2カ月ほどお時間がかかります。ファッションリングのように各サイズのご用意があるとは限りませんので、通常は少なくともプロポーズのタイミングの2カ月前にはオーダーが必要です。サプライズで記念日にプロポーズするために急いで探している!という方には、すぐに現品をお持ち帰り可能な婚約指輪もご用意しております。昨今では気軽にご両家で集まれる機会が少ないことや、ご両家が揃う顔合わせに婚約指輪のお披露目をされるカップルが多いようです。手元に婚約指輪があれば、お渡しする時期に余裕が持て、婚約期間に大切な方々へご報告がゆっくりとできますね。一生ものということで迷われる男性様は、少なくとも半年前あたりから早めに下見期間を設けていただくのがおすすめです。
夫婦となる証、お互いを想い続け守る誓いを立てる結婚指輪
次は【結婚指輪】についてご説明します。現代と同じように結婚指輪を結婚する男性、女性でお互いの指に着け合い交換するようになったのは、9世紀にまでさかのぼります。当時のローマ教皇であったニコラウス1世が結婚式のときに、花婿には鉄の指輪、花嫁には金の指輪を交換したことがきっかけとなり、ヨーロッパを中心に結婚指輪の風習が始まったと伝えられています。そして11世紀、人物が記した「ローマの婚約指輪の起源」という書物の中に、ニコラウス1世と同じように「花婿は花嫁に金の指輪を、花嫁は花婿に鉄の指輪を渡し交換している」という記述が残っていると言われています。この書物が残っていることから、一般的に結婚指輪の習慣が広まっていることが知ることが出来ます。
結婚指輪の文化が始まった頃から、切れ目のない丸い形の指輪が「結婚をする二人の愛が永遠に途切れることのない」という意味を表すとされてきました。では日本に伝わったのはいつ頃なのか気になりますよね。日本にその文化が入ってきたのは明治時代後半でキリスト教式の結婚式が行われるようになりました。その後戦後昭和20年以降に定着していきます。結婚指輪は夫婦にとって一生身に着ける大切な指輪です。一緒に隣で過ごす時間よりも、仕事などは慣れている時間が長い、そんな離れている時でも結婚指輪が自身の身代わりとなり大切な人を守るとも言われています。長く一生身に着けるからこそ、デザイン選びは二人が納得したものが選べるようにじっくり妥協せずに選ぶ、そして二人の第二の人生が始まる入籍日から着けられるように準備をすることが大事です。そのために知っておくべきことは、結婚指輪は注文から納品まで2か月ほど、長いと3か月ほどかかるという事です。デザインやブランドによって納期が変わってきますが、余裕を持って準備できた方が慌てずゆったりとした気持ちで探せるように、入籍日の約半年から3か月前に探下見をスタートしてください。
プロポーズ、婚約指輪の東北6県の相場
調査期間2021年4月1日~5月10日
青森29.7万
秋田31.6万
岩手28.3万
宮城31.0万
山形32.2万
福島30.8万
ウェディの調査によると上記のような結果となりました。購入価格で最も多い価格帯は25万~30万となります。
プロポーズする日とプロポーズをする場所は?
プロポーズをする時にどこでどんなことをしてプロポーズをするか悩みどころです。一世一代の想いを伝えるには記憶に残る素敵なプランでしたいという方も多いはずです。宮城仙台エリアですと、仙台うみの杜水族館やAER展望テラス、冬のクリスマスシーズンではあれば定禅寺通りの光のページェントの期間に合わせてなど、一度は二人で行ったことのある思い出の地でプロポーズをするのが人気です。山形エリアですと、恋人の聖地としても有名な花咲山展望台、加茂水族館、霞城セントラルの展望台などが人気です。そして宮城仙台エリア、山形エリアでも共に人気なのは、個室のあるレストランで行うプロポーズです。例えば、誕生日やお付き合いした記念日などで、お祝いとしてレストランを予約します。美味しい食事を楽しみながら、二人が落ち着ける空間で他人の目線などを気にせず心思うままに想いを伝えられます。レストランの他にも、結婚式場でもチャペルを使用できるプロポーズプランなどが多数ありますので、どんな風に想いを伝えるか迷う方はぜひ参考にしてみてください。WEDYでは店舗内でのプロポーズもご希望がありましたらすることができます。きっかけがないと入る事が無いブライダルリング専門店でのプロポーズは、よく聞くプロポーズとはまた違い特別な思い出になるはずです。お誕生日、出会った日、クリスマス、付き合った日などお二人の記念日に合わせてプロポーズをする方が多いので、その日に合わせて婚約指輪を準備できるように余裕をもってプランを考えたいですね。
婚約指輪の買い方悩んでいる人へ 男性が悩む聞きたい事
結婚指輪であれば男性も身に着けるので、女性と同じくらいの熱量で関心を持つ方も多いと思いますが、いざプロポーズしようとなると何から考えたらいいのか分からなくなる方も多いと思います。そんな男性の為に、プロポーズをする時に贈る婚約指輪について、実際に合った質問なども含めて回答していきます。よりリアルな内容となりますのでぜひ参考にして下さい。
〇婚約指輪は必ずいるの?使うの?
婚約指輪は絶対に必要なものと捉える方もいれば、婚約指輪を揃えず二人で使う結婚指輪に金額をかけようと思う方もいらっしゃいますので様々な形があることを前提でお話します。前でもお話した通り、婚約指輪には歴史があり、贈る意味もあります。男性が女性に対してこれからの人生の伴侶となり家族になってほしい、この愛する気持ちが変わらないことを誓う、その想いを形にするのが婚約指輪です。また、婚約指輪の文化が定着した後に日本では、婚約記念品、両家の結納式で使用する指輪としての位置づけもあり、女性へ贈るだけではなく、女性の家へ贈るものということです。その他、ヨーロッパではビジュードファミーユという文化があります。ビジュードファミーユは、フランス語で「家族の宝石」という意味で、 祖母から母へ、母から娘へと家族の「愛の証」として婚約指輪を世代を超えて受け継いでいくという、ヨーロッパでは古くから伝わる習慣です。宝石の輝きは半永久的です。家族の愛が、宝石の輝きのように永久に続いていくようにと想いが込められています。これらのことから使わないから要らない、贈らない、ではなく気持ちを残して行くために、という観点で婚約指輪を揃えることも良いことだと思います。
また、全国的にも婚約指輪を購入する方はおおよそ5割で、約二人に一人は婚約指輪を準備しますが当たり前の時代ではなくなっています。婚約指輪を購入する代わりに新生活へ向けて家具や家電など実用的なものに費用を充てたり様々な価値観が垣間見える結果となっています。
〇サイズが分からないときはどうするの?
サプライズにしたいけどサイズが分からなくて困っている、もし入らなかったらどうしようと悩む方も多いと思います。一世一代のプロポーズでサイズに失敗したという事は何となく避けたいですよね。そんな時に解決できる方法がいくつかありますのでご紹介します。
▶お相手の方が日頃から身に着けている指輪をこっそり測ってみる
ファッションの一部として指輪を身に着ける方もとても多くなっていますので、日ごろから着けている指輪がどのくらいのサイズなのか調べるだけでも十分に参考になります。婚約指輪を選びにご来店されるときに、お相手の方の指輪をこっそり持ってきてもらえるとサイズを測って、婚約指輪がどのくらいのサイズだと良いのかアドバイスすることができます。ただし注意するべきことは、その指輪がどの指輪に着けているのか、とても緩め、もしくはきつめに着けていないか少しだけリサーチすることが必要です。もし万が一、参考にする指輪がどの指に身に着けているか分かるけど、緩いのかきついのか聞けなかったという場合は、様々な観点から予測しますので、サプライズと知られない範囲でリサーチすると良いですね。
▶お相手の方の友達、家族に聞く
仲の良い友人やお相手の方の家族であれば、もしかしたらサイズを知っている可能性もあります。ジュエリーショップに一緒に行ったことがある方だと、店頭で指輪の試着をした時にサイズを測ってもらったという経験があるかもしれません。女性同士の会話の中でも指のサイズが何号だったなどと話題に出たことがあるかもしれませんので、ぜひ参考程度に一度聞いてみてください。もし、サイズが分からない場合は、友人や家族の方に協力をしてもらって、一緒にサイズを測りに行ってもらうという事も可能かもしれません。買い物ついでにジュエリーショップに足を運んでいただき、ウィンドウショッピングをしながらサイズを測ってもらうという流れは自然にできるので信頼できる方に頼んでみるのもいいですね。
・さり気なくお相手に聞く
この方法は一番知られてしまう可能性が高いです。記念日が近い、もしくはクリスマスや誕生日、記念日などが数か月以内にある場合は、指輪のサイズを直接聞かれると「あれ・・・もしかしてプロポーズ?婚約指輪のために?」と勘付かれてしまうこともあります。自然な流れで表情にも出さず、いつもしている会話の中で聞くことが出来ればいいです。ただ、頑張って聞いても分からない、というパターンもありますので分からないと言われた後きちんと会話を続けるようにしましょう。また、サイズを答えてもらえた場合もそのサイズに対してきちんと相槌を打たないと違和感がありますのでこちらも注意です。
▶一緒にジュエリーショップに行く
上でも記載した内容と似ていますが、友人やご家族にお願いするのではなく、ご自身と一緒にジュエリーショップに足を運んで一緒にサイズを測るという方法です。メリットとしては、そのあと店内のジュエリーを少し見るとなった場合お相手の方がどんな指輪が好みなのか知ることが出来ます。婚約指輪選びにも好みのデザインやタイプを知っておくと選びやすいです。ただ、一緒にジュエリーショップに行った事が無い場合は、なんで急に?と勘付かれてしまうことがありますのでご注意ください。
▶寝ている間に測る
お相手の方が寝ている間にこっそりと指のサイズを測るパターンです。寝つきが良い方であれば、手を触っても気付かれることはないかもしれませんが、眠りが浅い時に手を触ってしまうと起きてサプライズを知られることになりますので、十分にご注意ください。サイズを測るというよりは、左手の薬指の根本の直径の長さを知ることが出来れば良いです。その時なにかリボンを使用していただくか、布など破れにくいものをご使用ください。緩めに測ったかきつめに測ったかを覚えていただいてコンシェルジュに伝えて頂くとだいたいのサイズを知ることが出来ます。
まとめ
結婚指輪と婚約指輪、そしてプロポーズについて色んな意味があって長い歴史がある文化だという事が分かったと思います。愛する人と一緒に生きていくことに対しての証となる結婚指輪と婚約指輪ですので、お二人でゆっくりと大事に相談して、お二人で心から納得できる選び方が出来るようにしてください。